今回はアシアナ航空(Asiana Airlines)のフラッグシップ機 エアバスA380 のエコノミークラス・2階席に搭乗した体験をお届けします。
路線は韓国の仁川国際空港(ICN)からドイツのフランクフルト空港(FRA)まで。約11時間のロングフライトですが、A380の2階席エコノミーはちょっとした“穴場席”として人気があります。
A380の2階席にエコノミークラスを設けている航空会社は多くはなくアシアナ航空とカタール航空が2階席の後方部分にエコノミークラスの座席が設置されています。
尚、近年では一時期、仁川-フランクフルト間の機材はエアバスA350での運用に代わっていましたが、2025年8月よりA380で週4便の運航が再開される予定です。

2階席エコノミーの特徴
多くの航空会社では2階席にはビジネスクラスやプレミアムエコノミーといった上位クラスの座席を配置していますが、アシアナ航空では2階席にもエコノミークラスが配置されており、A380の2階席を経験してみたい人にとっては絶好の機会です。
- 座席配列:2-4-2(窓側は2列なのでペア旅行に最適)
- 静かで落ち着いた空間
- 利用者が少なめ(1階席に比較して) → トイレや荷物棚も混雑しにくい
- 機内サービスがやや行き届きやすい
- 2階席の特別感

搭乗方法
A380は総2階建ての構造のため、2階席のビジネスクラスは専用のブリッジから2階スペースに直接アクセスするようになっていますが、運が良ければ2階席のエコノミーも同様に2階に接続された専用ブリッジから入りビジネスクラス席を通過して搭乗することがあります。(私も1回だけこのパターンでした。)
一般的には、1階に接続されたブリッジから搭乗して機体の最後方まで進んでから、らせん階段を上って2階に上がらなくてはなりません。(手荷物を持って階段を登らなくてはなりません。)

2階席エコノミーのデメリット
なんといっても2階席の特別感はありますがデメリットがないわけではありません。
- 配置が最後方のため、降りる際に時間がかかる。
- 地上からの高さが高いため、空港内での機体の移動時に大きく揺れる。
- 構造上壁のラウンドが大きく、人によっては窓側の席では圧迫感を感じる。
- 乗り降りの際に手荷物を持って階段を上り降りしないといけない場合がある。(足腰の弱い方は注意が必要。)
2階席の便利な点(窓際席限定)
窓際席では壁のラウンドが大きく多少圧迫感はありますが、その分、窓の下部に余裕空間があり、蓋付きの収納スペースが設置されておりノートブックかばん程の大きさでも入るので便利です。つまり、飛行中に立ち上がって上部のキャビネットから荷物を取り出さずに済みます。

まとめ
2階席エコノミーはとにかく静かで快適でした。1階のメインキャビンよりも人数が少ないので、落ち着いた雰囲気で過ごしたい方にぴったりです。
トイレも近く、サービスもスムーズ。長距離フライトでもストレス少なく過ごせました。
A380のエコノミーでも、ちょっと上質なフライト体験をしたい方には2階席が断然おすすめです!アシアナ航空のA380機材を利用する際は、ぜひこのエリアを狙ってみてください。