[体験記]シュトゥットガルトから電車で15分,中世の街並み:エスリンゲン

ドイツ旅行

エスリンゲン・アム・ネッカー

シュトゥットガルト中央駅からSバーン(S1)で15分ぐらいで到着するエスリンゲン駅にて下車し、駅から10分ほど歩くとレンガ造りの旧市街地に中世の街並みが広がっています。

クリスマス・マーケットで有名な街ですが規模が比較的小さい事もあり一般的な旅行案内にはあまり紹介されていませんがシュトットガルトに行かれた際の観光にはうってつけの場所で、見どころがたくさんある穴場的な観光スポットです。

ちなみにドイツでは同じ地名があちこちに存在する事が多く、このエスリンゲンも他の場所と区別するようにアム・ネッカーを付けてネッカー川のほとりのエスリンゲンという意味の地名です。

[旅行情報]紛らわしいドイツの地名、同名地名に注意が必要!
同じ発音の地名が存在し注意が必要ドイツで同じ発音の地名が結構存在し、これを区別するために通常は州名や地域名、川名、特徴などが付け加えられます。たとえば、たとえば、有名なフランクフルトですがドイツ国内にはフランクフルト言う地名は複数存在し、こ...

まず旧市街に入ると目につくのは、建物上部から突き出している棒の上を危なっかしく渡る人を模したしゃれたオブジェです。なんとも言えないユーモアのセンスを感じ、とても印象的でした。

川の中州にあるレストランです。とてもいい雰囲気を醸し出しています。

マルクト広場

この地域の中心的な場所であり、特にクリスマスマーケットで知られています。ここでは、年末になると活気あるクリスマスマーケットが開かれ、多くの観光客や地元住民が訪れます。広場自体は、歴史的な木組みの家々に囲まれ、1328年に建設されたドイツ最古の民家も存在します。

建物の一階部分はレストランやバーになっていますが、大きな看板がなく、景観を損ねないようにする努力を感じました。

聖母教会

聖母教会は、特徴的な細いピラミッド状の塔を持ち、教会の外観は非常に印象的です。教会の内部には、色鮮やかなステンドグラスがあり、特にキリストの生涯や聖母の伝説を描いた窓が目を引きます。教会の内装は、後期ゴシック様式の特徴を色濃く反映しており、訪れる人々に深い感動を与えます。

聖母教会は、後期ゴシック様式の美しい教会で、1330年から1360年にかけて建設されました。この教会は、エスリンゲンの中心部にあり、街のシンボル的な存在となっています。

内部には、素晴らしいステンドグラスがあり、光が差し込むことで幻想的な雰囲気を醸し出しています。天井は高く、アーケードと高窓の二層構造になっており、訪れる人々を圧倒します。また、教会内には博物館も設置されており、過去の発掘物や歴史的な展示が行われています

聖ディオニシウス教会

聖ディオニシウス教会(St. Dionys Kirche)は、1220年から1315年の間に建設され、ゴシック様式の特徴を持つ大聖堂です。特に、3つの身廊と高聖歌隊があることが特徴で、エスリンゲンの象徴的な存在となっています。

教会のデザインは、異なる二つの塔が最上部で橋でつながっている点が非常に珍しいです。この構造は、訪れる人々にとって視覚的な魅力を提供し、エスリンゲンの街並みに独特の印象を与えています

教会の内部は、ゴシック様式とロマネスク様式が融合したデザインで、特に高い天井と美しいステンドグラスが印象的です。ステンドグラスは、聖書の物語や聖人たちを描いており、光が差し込むことで幻想的な雰囲気を醸し出します。また、教会内には歴史的な彫刻や祭壇があり、訪れる人々を魅了します。

エスリンゲン城跡

エスリンゲン城(Esslinger Burg)は、エスリンゲン・アム・ネッカーにある歴史的な城で、塔と城壁の一部が残っています。この城は、町の中心から北側の丘の上にあり、訪れる人々に美しい景色を提供しています。城へは坂を上るか、路地の途中から始まる長い階段を上ることでアクセスできます。

路地の途中から始まる長い階段を上ると丘の上からの素晴らしい絶景が待っています。

丘の上にある城跡

エスリンゲンの見どころのまとめ

1. 中世の街並み

エスリンゲンの旧市街は、中世の建物が数多く残ることで有名です。

  • 半木造建築(Fachwerkhäuser): ドイツ最古の半木造建築が残り、現在も使われています。
  • マルクト広場(Marktplatz): 美しい広場で、周囲には歴史的な建物が立ち並びます。

2. エスリンゲン城(Esslinger Burg)

  • ネッカー川を見下ろす丘に位置し、エスリンゲンのシンボル的な存在。
  • 城壁や塔からの眺めは素晴らしく、街と川を一望できます。
  • 周辺はハイキングや散策にも適しています。

3. 聖ディオニシウス教会(St. Dionysius Kirche)

  • ゴシック様式の教会で、13世紀に建てられました。
  • 特徴的な2つの塔は中世の建築技術を象徴しています。

4. ワインと市場

  • エスリンゲン・ワイナリー(Weingut Esslingen): 地元のワインを楽しむことができます。
  • 毎週のマーケットや季節ごとのイベントで、地元産の食品や工芸品を購入が可能。

5. 中世クリスマスマーケット

  • 毎年冬に開催される「中世クリスマスマーケット」は、ドイツでも特にユニークなイベント。
  • 中世の衣装や音楽、伝統的な料理が楽しめます。

エスリンゲンへの行き方

  • 電車: シュトゥットガルト中央駅からSバーン(S1線)で約15分。
  • : シュトゥットガルトからB10号線で約20分。
  • 空港から: シュトゥットガルト空港からも約30分でアクセスが可能。
[旅行情報]ドイツ鉄道を利用する際の注意点
ドイツ鉄道の概要ドイツの鉄道は、ドイツ鉄道株式会社(Deutsche Bahn AG、略称:DB)が運営する広範な鉄道網を持ち、国内外の移動において重要な交通手段です。DBはベルリンに本社を置き、ドイツ全土にわたる鉄道サービスを提供していま...
タイトルとURLをコピーしました