[体験記]超巨大なウォーターパークとドイツ式サウナ:テルメエルディング

テルメエルディング

テルメエルディング(Therme Erding)は、ドイツ南部のミュンヘン近郊に位置するヨーロッパ最大のウォーターパークとドイツ式サウナのテーマパークです。この施設は、東京ドーム4つ分に相当する430,000m²の広大な敷地に広がり、さまざまな種類の室内外プールをはじめ、サウナも35種類以上があり、特に人気の高い「スパエリア&サウナ」では大きな解放感を体験できます。

テルメエルディングは主に3つのエリアに分かれており、それぞれに異なる体験が可能です。

  1. トロピカルスパ & ウォーターパーク: さまざまなウォータースライダーや波のプールがあり、家族連れにも人気です。(水着着用、年齢制限なし)
  2. バイタリティオアシス: 水着で利用できるプールやサウナがそろっているエリアで、リラックスを目的としています。(水着着用、16歳以上利用可)
  3. スパエリア & サウナ: このエリアには、室外・室内プールと多くのサウナがそろっており、本格的なアウフグース(サウナの温湿度を調整するための熱波サービス)も行われます。(水着着用不可、16歳以上利用可)

必要な持ち物

サウナを利用するには次にあげる持ち物を準備する必要があります。バスタオルとバスローブは有料でレンタルすることも可能です。

  1. バスタオル: サウナ内で使用するため、また体を拭くために必要です。サウナ内で座る部分や背もたれには必ずタオルを敷きます。
  2. バスローブ: サウナの外のエリアで移動する際や休憩時に着用します。特に、移動時に体を温めるために役立ちます。
  3. ビーチサンダル: サウナ施設内は滑りやすい部分が多いため、安全のためにサンダルを持参することをおすすめします。
  4. 水着: 水着着用のウォーターパークやスパエリアでは水着が必要です。入場するエリアや、施設により規則が異なるため注意が必要です。
  5. 飲料水: サウナでの発汗による脱水を防ぐため、十分な水分補給用の飲料水を持参しましょう。

入場方法

入場する際にはフロントで入場料を支払い、リストバンドを受け取ります。これがロッカーのキーと場内での決済手段となり退場時に清算します。スパエリア & サウナエリアは水着着用不可のエリアです。このエリアは16歳以上のみ利用が可能です。

16歳以上のみ利用が可能なサウナエリアとそれ以外のエリアとではローカールームが異なるので入場の際に間違わないように注意が必要です。サウナエリアのロッカールームは男女共用で、ここでバスローブに着替えてから、男女別のシャワールームを通過してサウナエリアに進むようになっています。

また、水着着用エリアと着用不可エリアは場内ではゲートを通じて往来が可能で、ゲート付近には水着を置く棚があり、脱いだ水着を置いて着用不可エリアに入ることができます。(ただし16歳以上に限る)

利用料金

トロピカルスパ & ウォーターパーク

Thermal Spa, Wave pool & Galaxy Water Slide Worldを含む

時間料金
2 hours24ユーロ
4 hours34ユーロ
6 hours44ユーロ
1 day52ユーロ

※土/日/祝日は 5ユーロ加算

(2025年時点)

バイタリティオアシス

Tropical Spa, Wave pool & Galaxyを含む

時間料金
2 hours32ユーロ
4 hours42ユーロ
6 hours52ユーロ
1 day60ユーロ

※土/日/祝日は 5ユーロ加算

(2025年時点)

スパエリア & サウナ

VitalityOasis, Tropical Spa, Wave pool & Galaxyを含む

時間料金
2 hours32ユーロ
4 hours42ユーロ
6 hours52ユーロ
1 day60ユーロ

※土/日/祝日は 5ユーロ加算

※サウナ利用 7ユーロ加算

(2025年時点)

レンタル品

バスタオル:5ユーロ(預り金 15ユーロ)

バスローブ:7ユーロ(預り金 20ユーロ)

場内施設

場内には食事や飲み物を楽しめる多くのレストランやカフェも併設されています。水着やバスローブのままで利用できるため、サウナやスパの合間に食事を取ることができます。サウナの後にリフレッシュするための食事を楽しむことが可能です。

また、大きな温水プールにはバーが設置されており、カウンタ席に座ると胸まで水につかった状態でビールなどの飲み物を楽しむことができます。

水着着用不可エリアのプールサイドにはバスローブ用のハンガーがあり、入水時にはここにバスローブを掛け、サンダルを置いて入水します。

ドイツのサウナ文化

ドイツのサウナ文化は非常に独特で、世界的に有名です。以下にその主要な特徴を詳しく説明します。

サウナ文化

ドイツのサウナでは、サウナの外では体を冷やさないようにするためにバスローブを着用しますが、サウナ内では水着やタオルの着用はほとんどしません。これは、性別や年齢を超えてリラックスし、社交を楽しむことを目的とした文化的な慣習によるものです。このため、サウナは単なる入浴の場ではなく、社交の場としても利用されます。

衛生管理とルール

サウナ内を清潔に保つため、自分の汗をサウナ内の木材に落とさないようにしなくてはなりません。そのため、サウナ内に入る時には必ず大き目のタオルを持参し、座る際にはそのタオルを敷くことが求められます。各サウナの入口にはバスローブを掛けるハンガーと、眼鏡を置く棚があり、サウナ内には大きなバスタオルのみを持って入ります。

アウフグース(Aufguss)

アウフグースとは、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、タオルを使って熱風を送る入浴方法です。定期的に行われ、専任のスタッフが演出することが多いです。これにより、湿度が上がり、体感温度が高まることで、心地よい発汗を促します。アウフグースは、視覚や嗅覚を楽しむ要素を含み、香り付けされた水を使用することもあります。

テルメエルディングでは定期的に各サウナごとにアウフグースが行われ、アウフグース終了後にはゼリー、ヨーグルト、フルーツ、飲み物などのおやつが配られ、これが様々なサウナをめぐり歩く楽しみになります。

テルメエルディングへの行き方

  1. ミュンヘン中央駅から電車(S2線)を利用します。
  2. アルトエルディング駅(Altenerding)で下車します。(とても小さな駅です。)
  3. 駅前からはバス550番に乗り換え、テルメエルディングまで約5分です。

また、ミュンヘン空港からもアクセスが可能で、空港からは512番のバスが直接テルメエルディングに向かいます。アルトエルディング駅からテルメエルディングまでは徒歩でもアクセスできる距離ですが、約15分ほどかかります。

テルメエルディング公式ホームページ(ドイツ語、英語)

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