[体験記]世界一の大聖堂！アインシュタイン生誕の地：ウルム

塔を登るためには、チケットを購入する必要があります。チケットは大聖堂の入口に設置されている自販機で購入します。(7ユーロ:2024時点)インフォメーションデスクや案内をする人は見当たりませんでした。

そして、チケットを受け取る案内の人もおらず自動ゲートを通過すると何の変哲のない木製のドアを見つけることができます。これが塔を登る階段の入口です。(ドアにはドイツ語で「塔にあがる：Turmaufstieg」と書いてあります。）

入口のドアを開けるといきなり、らせん状の石の階段があり、階段は大人一人が通過出来る程度の幅でひたすら上に続いています。30分ほどかかって768段ある垂直らせんらせん階段を無心で登り詰めました。ちなみに上りの階段と下りの階段は別になっているので下りの人とすれ違う事はありません。

最上段の階段の入口です。この階段を上ると最上段の展望台に到着しますが細い塔の中にらせん階段が続いています。

ウルム大聖堂の内部は、その荘厳さと美しさで知られています。特に、内部の礼拝堂は高い天井と美しいステンドグラスが特徴で、訪れる人々を魅了します。大聖堂には8370本ものパイプで構成されたパイプオルガンがあり、その音色は内部を壮大に響き渡らせます。

また、礼拝堂は現在も礼拝が行われており、日曜日には多くの信者が集まります。内部には光が差し込むポイントがあり、ステンドグラスを通して幻想的な雰囲気が漂います。

礼拝堂の後ろ側の左手最後部のステンドグラスにはアインシュタインの方程式 (e=mc2)がデザインされています。写真中央右の黄色い部分。

大聖堂の半分は建物の外部に作業用の足場が組んであり修復工事中でした。歴史のある建造物を維持するのも大変であると感じました。

ウルム中央駅を降りてすぐのところにあるアインシュタインの生家跡がありました。実際の生家は空爆で焼けてしまい、生家のあった位置にこの記念碑を建てたとの事でありますが何となく寂しい感じをうけました。

それもそのはず、実は生誕の地とは言ってはいるもののアインシュタインが生まれてから15カ月足らずでミュンヘンに引っ越してしまったので、この地でアインシュタインが長い時間を過ごしたわけではありませんでした。

シュトットガルト中央駅（Stuttgart Hauptbahnhof）からICE（高速列車）: 最速で約40分ほどで、
ウルム中央駅（Ulm Hauptbahnhof）にて下車します。シュトットガルトとミュンヘンの中間ほどに位置していますので移動の際に立ち寄るのが容易です。
Regionalbahn（RB）やRegional-Express（RE）の場合は約50～60分で列車は頻繁に運行されており、1時間に数本あります。