[体験記]価値観が変わる絶景の魅力:グランドキャニオン、ラスベガス発の日帰りツアー

グランドキャニオンの魅力

コロラド川の長い年月の浸食で生まれた壮大な谷。全長約446km、幅6~29km、深さ1,600mにも及ぶ圧倒的なスケールが広がります。朝焼けや夕焼けで刻一刻と色を変える岩肌は、まさに自然の芸術!世界遺産にも登録され「一生に一度は訪れたい絶景」と言われる理由が、実際に訪れると納得できます。

グランドキャニオンの観光エリアは、大きく分けて次の4つのエリアに分かれていますが一般的にグランドキャニオンの景色として紹介され多くの人が訪れているのは「サウスリム」です。

サウスリム(South Rim)

  • 最も人気のある観光エリアです。
  • 一般的な展望台(マーサーポイント、ヤバパイポイントなど)があり、絶景が楽しめます。
  • グランドキャニオンビレッジ(宿泊施設、レストラン、ミュージアムあり)が中心。
  • 年間を通してオープンしていて、初心者でもアクセスしやすい。

ノースリム(North Rim)

  • 標高が高く、より森林が多くて涼しいエリア。
  • サウスリムよりも訪問者が少なく、静か。
  • 冬季(10月中旬〜5月中旬)は閉鎖されます。
  • トレッキングや自然派の旅が好きな人向け。

ウエストリム(West Rim)

  • ラスベガスから最もアクセスしやすい。
  • スカイウォーク(ガラスの橋)で有名。
  • 管理はアメリカ先住民のフアラパイ族が行っています。
  • 国立公園には含まれていませんが、独自のアクティビティが豊富。

イーストリム(East Rim)

  • あまり開発されていないエリアで、観光地化は控えめ。
  • リトルコロラドリバーゴージや、アンテロープキャニオン、ホースシューベンドにも近い。
  • 本格的に探検したい人に向いています。

サウスリムの絶景スポット

マーサー・ポイント(Mather Point)

マーサーポイントはサウスリムで最も人気がある展望ポイントの一つです。グランドキャニオン・ビジターセンターから徒歩ですぐの場所にあり、アクセスが非常に良いことから多くの観光客が訪れます。

マーサー・ポイントの特徴

  • 峡谷を広く見渡せる素晴らしい眺望
  • サウスリムで1,2を争う人気の絶景ビューポイント
  • 特に朝日が美しく見られることで知られている
  • ビジターセンターから歩いてすぐの場所にあり、シャトルバス乗り場も近い

ヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)

ヤバパイポイントはマーサーポイントと人気を二分する展望スポットで、サウスリムの中間地点にある地形的に突き出た崖からグランドキャニオンを見渡すことができます。

ヤバパイ・ポイントの特徴

  • 東側の三角の岩が並んで見える独特の景観
  • ヤバパイ・ジオロジー・ミュージアムのすぐ近くにある
  • マーサーポイントと並ぶ人気の展望スポット
  • サウスリムの壮大な大地が見渡せる絶景ポイント

ホピ・ポイント(Hopi Point)

西の方角で夕焼け観賞に最高。遠くまで見渡す大パノラマは圧巻です。

その他の見どころ

エルトバーホテル(El Tovar Hotel)

エルトバーホテル(El Tovar Hotel)は、グランドキャニオン国立公園内に位置する歴史的な名門ホテルです。1905年に開業し、120年近い歴史を誇ります。サウスリムに直接面しており、サウスリム内の他のアトラクションにも徒歩で移動な距離です。また、このホテルには多くの著名人が宿泊してきました。

  • セオドア・ルーズベルト元大統領
  • アルバート・アインシュタイン
  • 西部小説家ゼイン・グレイ
  • ビル・クリントン元大統領
  • ポール・マッカートニー卿
  • オプラ・ウィンフリー など

ホピーハウス(Hopi House)

ホピーハウス(Hopi House)は、グランドキャニオン国立公園サウスリムに位置する歴史的な建物です。1904年に設計され、1905年1月1日にオープンしました。この建物は、アメリカ人女性建築家メアリー・コルター(Mary Colter)による初めてのグランドキャニオンでのプロジェクトであり、隣接するエルトバーホテルより2週間早くオープンしたという歴史があります。

ホピーハウスはフレッド・ハーヴェイ・カンパニー(Fred Harvey Company)によって建設され、ネイティブアメリカンの工芸品を販売するための市場として機能していました。建物の名前の由来となったホピ族は、この地域の歴史的な住民であり、彼らの伝統的なプエブロ様式の住居に忠実に設計されています。

セオドア・ルーズベルトとグランドキャニオン

  • 彼は特にグランドキャニオンを「国の宝」と呼び、保護の必要性を強く訴えた大統領です。
  • 1903年に訪問し、グランドキャニオンを守るため国立公園化を推進する演説を行いました。
  • そのとき彼が演説したのが、現在のマーサーポイント近くのエリアだったと言われています。

グランドキャニオンへの行き方

  • ラスベガス発:車(レンタカー、バス)や現地オプショナルツアーが便利。約450km・車:所要4〜5時間、小型飛行機:所要1~2時間。日帰りツアーも多数あるがバスツアーの場合かなりハードスケジュールになります。
  • ロサンゼルス発:車で約7〜8時間。フラッグスタッフ空港経由でレンタカー利用もおすすめです。
  • 列車:ウィリアムズから観光鉄道「グランドキャニオン・レイルウェイ」でもアクセス可能です。

ラスベガス発の小型飛行機ツアー

ラスベガスからグランドキャニオンへは、車では片道約4~5時間(280マイル)かかりますが、小型飛行機とバスを組み合わせたツアーでは、片道約1~2時間ですので、時間を節約しながら効率的にグランドキャニオンの絶景を楽しむことができます。特に、上空からの素晴らしい景色を楽しむことができるのでおすすめです。

サウスリムツアー(グランドキャニオン・シーニック航空利用)の行程

【早朝】
  • ホテルピックアップ(AM7:30) → ボルダーシティ空港移動 → 搭乗手続き
  • 飛行機のバランスをとるための体重測定があります。
【午前】
  • 小型飛行機に搭乗(約60〜70分)
  • フーバーダム、ミード湖、コロラド川の上空を通過(空撮ポイント)
  • グランドキャニオン国立公園空港着(AM10:30)
窓が大きい機材なのでビューが最高
上空から見たグランドキャニオン
フーバーダムとコロラドリバー橋
ミード湖
グランドキャニオン国立公園空港
グランドキャニオン国立公園空港
【現地観光】
  • バスで移動(約40〜50分)
  • 代表的な展望スポット(マーサーポイント、ブライトエンジェルロッジなど)を巡る
  • フリータイムあり(軽食タイム・お土産タイム)
【午後】
  • グランドキャニオン国立公園空港へ戻り、ラスベガス行きフライト
  • ボルダーシティ空港到着後、ホテルへ送迎(PM5:30)

特徴・メリット

  • 移動が超スムーズ(飛行機移動でバスの4〜5時間が1~2時間)
  • 小型機だから低空飛行できて景色が近い
  • 使用機材は窓が広い機種で地上の景色がよく見える

料金目安(2025年現在)

  • サウスリム日帰りツアー:$400〜$550くらい
    (※時期やオプション追加によって変動あり)
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