ハンブルクはドイツ最大の港であるハンブルク港がある港湾都市でドイツ北部にあります。観光名所としては、世界遺産に登録された倉庫街や、壮大なエルプフィルハーモニー、聖ミヒャエル教会などがあります。
また、アルスター湖やハンブルク港など自然と都市が調和した美しい風景も楽しめます。ビートルズ広場やミニチュアワンダーランドなど、ユニークなスポットも多く、訪れる価値があります。
倉庫街
ハンブルクの倉庫街(シュパイヒャーシュタット)は、ドイツのハンブルクに位置する世界遺産であり、19世紀後半から20世紀初頭にかけて建設された赤レンガの倉庫群です。この地域は、ハンブルク港の東側に広がり、運河に沿って建物が立ち並んでいます。全長約30ヘクタールの広さを誇り、世界最大級の倉庫地区として知られています。
倉庫街は、ネオゴシック様式の建物が特徴で、細い路地や運河、橋で結ばれています。これらの倉庫は、かつて香辛料やコーヒー、茶などの貿易に利用されており、ハンザ同盟の重要な交易拠点としての役割を果たしていました。


ミニチュアワンダーランド
ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)は、ドイツのハンブルクに位置する世界最大の鉄道模型展示施設です。この施設は、HOスケールの鉄道模型を中心に、様々な地域や文化を再現したミニチュアの世界を提供しています。
- 営業時間とアクセス
- ミニチュアワンダーランドの営業時間は、通常9:30から18:00までですが、火曜日は21:00まで、土曜日は8:00から21:00、日曜日と祝日は9:30から20:00まで営業しています。営業時間は季節によって異なるため、訪問前に公式ウェブサイトで確認することをお勧めします。
- 入場料
- 入場料は大人が20ユーロ、100cm以上の子供が12.50ユーロ、高齢者と学生は17ユーロです。100cm未満の子供は無料で入場できます。チケットはオンラインで事前に購入することができ、行列を避けることができます。
- 展示内容
- ミニチュアワンダーランドでは、鉄道模型だけでなく、様々なミニチュアの風景や建物、動く車両などが展示されています。特に、精巧なジオラマや、昼夜の変化を再現したシステムが訪問者を魅了します。展示は段階的に拡張されており、現在も新しいエリアが追加されています。




エルプフィルハーモニー
エルプフィルハーモニー・ハンブルク(Elbphilharmonie Hamburg)は、ドイツのハンブルクに位置する著名なコンサートホールで、2017年1月にオープンしました。この建物は、ハーフェンシティ地区にあり、エルベ川のほとりに立っています。エルプフィルハーモニーは、ハンブルクの新しいシンボルとして知られ、現代的なデザインと優れた音響性能で評価されています。
建物の中にはコンサートホールの他にバーやレストランがあり曲線が強調された建築デザインになっています。また、映画「チャーリーズ・エンジェル」ではエージェントの美女がこの建物内を逃げ回るシーンが印象的です。


建物の中にはコンサートホールの他にバーやレストランがあり曲線が強調された建築デザインになっています。また、映画「チャーリーズ・エンジェル」ではエージェントの美女がこの建物内を逃げ回るシーンが印象的です。
聖カタリナ教会
ハンブルクの聖カタリナ教会(St. Katharinen Kirche)は、ドイツのハンブルク市に位置するプロテスタントの教会で、13世紀に創設されました。最初の文書での言及は1256年に遡ります。この教会は、商業発展に伴い、エルベ川の漁師たちのために建てられたとされています。
- 建築と特徴
- 聖カタリナ教会は、ゴシック様式の建築で知られています。特に117メートルの高さを誇る鐘楼が特徴的で、ハンブルクのスカイラインにおいて重要なランドマークとなっています。また、教会内には北ドイツで最大規模のオルガンがあり、音楽イベントやコンサートが頻繁に行われています。
- 歴史的背景
- この教会は、ハンブルクの5大教会の一つとして位置づけられています。歴史的には、教会は多くの重要な出来事の舞台となり、特にバッハが演奏を行った場所としても知られています。バッハはこの教会でオルガン演奏を行い、その音楽は今でも多くの人々に親しまれています。
- 観光情報
- 聖カタリナ教会は観光名所としても人気があり、訪れる人々はその美しい建築や歴史的な背景を楽しむことができます。教会の周辺には、カフェやショップも多く、観光客にとって魅力的なエリアとなっています。さらに、教会の内部は美しいステンドグラスや装飾が施されており、訪れる価値があります。



聖ニコライ教会
聖ニコライ教会は、12世紀に建設され、ハンブルクの海運業の発展を象徴する重要な建物でした。元々はゴシック様式で建てられ、1842年に大火災で破壊された後、ネオゴシック様式で再建されました。この教会は、1874年に当時世界で最も高い建物として知られ、ハンブルクのシンボルとなりました。しかし、第二次世界大戦中の1943年の空襲で再び大きな被害を受け、その後は廃墟として残されています。


ハンブルク港
ハンブルク港は、ドイツ最大の港湾であり、エルベ川沿いに細長く位置しています。港はハンブルク市の中心から約100km遡った場所にあり、国際的な貿易の重要な拠点となっています。ハンブルク港は、オランダのロッテルダム港、ベルギーのアントワープ・ブルージュ港に次いで、ヨーロッパで3番目にコンテナ取扱量が多い港です。
- 港の歴史と発展
- ハンブルク港は、古くから海運業で栄えてきました。特に、19世紀には産業革命の影響を受けて急速に発展し、ドイツの経済成長に寄与しました。現在では、ハンブルク港は多くの国際的な航路が交差する地点となり、世界中の貨物が集まる場所となっています。
- 観光と文化
- ハンブルク港は観光名所としても知られています。港周辺には、エルプフィルハーモニーや歴史的な倉庫街(Speicherstadt)など、多くの観光スポットがあります。これらの場所は、ハンブルクの文化や歴史を感じることができる重要なエリアです。
- 経済的な重要性
- ハンブルク港は、ドイツの経済において重要な役割を果たしています。港を通じて輸出入される商品は、ドイツの産業にとって不可欠であり、特に自動車や機械類、化学製品などが多く取り扱われています。また、港の発展は地域経済にも大きな影響を与えています。


ハンブルク中央駅

ハンブルク中央駅(Hamburg Hauptbahnhof)は、ドイツのハンブルクに位置する主要な鉄道駅で、ドイツ国内で最大の利用者数を誇ります。1日の平均利用者数は約55万人。
この駅は1906年に開業し、ネオルネサンス様式の建築が特徴です。駅舎の全長は150メートル、幅は114メートルにも及び、広大な内部空間が訪れる人々を圧倒します。
ハンブルク中央駅の天井が高い理由は、主に蒸気機関車の時代に起因しています。蒸気機関車から発生する煤煙を効果的に拡散させるために、駅の建物は高い天井が求められました。この設計は、駅内の空間を広く感じさせるだけでなく、換気効果も高めており、その天井の高いドーム状のデザインは、視覚的にも印象的です。
ハンブルクへの行き方
ハンブルクにはハンブルク国際空港(HAM)があり、国内外からのフライトが頻繁に運航されていますが、日本からは直行便はなく、フランクフルトやミュンヘンなどを経由する必要があります。
ハンブルク国際空港から市内中心部へのアクセスは、地下鉄のU1線を利用するのが便利です。空港からハンブルク中央駅までの所要時間は約25分で、運賃は約3ユーロ(約450円)です。また、空港からはタクシーやシャトルバスも利用可能で、タクシーの場合は約30分で市内に到着しますが、料金は約30ユーロ(約4,500円)程度かかります。
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