[体験記]ベンツミュージアム、ポルシェミュージアム:シュトゥットガルト

ドイツ旅行

メルセデス・ベンツ・ミュージアム

シュトゥットガルト中央駅からSバーン(S1)にて10分ほどのネッカーパーク駅にて下車。15分ほど道なりに歩いてベンツ組み立て工場の横を通過すると曲線が印象的な建物が見えてきます。受付でチケット(16ユーロ:2024時点)を購入して入場し、エレベータで最上階まで上がるとらせん状のスロープに沿って展示物が配置されており、緩やかなスロープを降りながら観覧できるようになっていました。展示物はは人類の乗り物の歴史を馬の時代から順序だてて展示してあり、とても見応えがあります。

博物館の営業時間は火曜日から日曜日の9時から18時までで、最終受付は17時です。月曜日は定休日となっています。入場料は大人が16ユーロ(2024年時点)です。14歳以下は無料で入場できますが、保護者の同伴が必要です。

さらに、博物館内では日本語のオーディオガイドが無料で借りられるため、言語の心配なく楽しむことができます。展示内容は非常に充実しており、約160台の車両が展示されているため、見学には2〜3時間を見込んでおくと良いでしょう。

数多くの車の中で特に印象的だったのは有名人の愛車展示コーナーにあった昭和天皇の使用していた菊花紋章付きの車両です。これは天皇家に納入した6台のうち1台をベンツ社が展示用に買い戻したとの事です。

創始者達の肖像。カール・ベンツさんが作ったベンツ社とダイムラーさんとマイバッハさんが作ったダイムラー社が合併してできた会社がダイムラー・ベンツ社で後にメルセデス・ベンツに改名したのだそうです。メルセデスはダイムラー社時代のディーラーの娘さんの名前だったとの事です。

懐かしの初代ルパン3世の愛車メルセデス・ベンツSSK。実物を見て感無量。生産されたのは数十台のレア物で、現在の価格は2004年にイギリスのオークションにて8億円で落札されたとの事。

建物の外観も斬新なデザインですが、エレベーターのデザインが未来的で素晴らしかったです。最初にこのエレベーターで最上階に上がり緩やかなスロープを下りながら見学出来るように展示されています。

搭乗可能なレーシング・シミュレーターがありました。油圧サーボシリンダー制御の機構に興味をひかれて乗っては見たものの、映像のクオリティが低く全く期待ハズレなものでした。さらに過酷なレーシングカーを表現したとのことですが乗車感が最悪で気持ち悪くなってしまいました。前の順番で乗った人は乗車して間も無く強制停止して降りていましたが、乗り物酔いをし易い人にはお薦めできません。(4ユーロ)

メルセデス・ベンツ・ミュージアムの行き方

  • 鉄道でのアクセス
  • シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hbf)から、SバーンのS1線に乗車します。この電車はKirchheim (Teck)方面行きです。約7分ほどの乗車で、Stuttgart Neckarpark(メルセデス・ベンツ)駅に到着します。
  • 駅からの徒歩
  • Stuttgart Neckarpark駅で下車した後、博物館までは徒歩で約10分程度です。駅を出て、標識に従って進むと、近代的な建物のメルセデス・ベンツ博物館に到着します。

ポルシェ・ミュージアム

ポルシェ・ミュージアムの営業時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後6時までで、毎週月曜日は休館日です。入館料は大人が12ユーロ(2024年時点)、14歳以下の子供は無料です。

また、ポルシェ・ミュージアムには高級レストランやカフェも併設されており、訪問者は展示を楽しんだ後に食事をすることもできます。ミュージアムショップではポルシェ関連のグッズやコレクターズアイテムの購入も可能です。

ポルシェ・ミュージアムは約80台の名車が展示されており、展示内容は定期的に入れ替えられます。
 

展示規模がメルセデス・ベンツ・ミュージーアムの1/5程度で少しがっかりしました。ベンツと比べると会社の規模、歴史の差を感じました。そして30分も有れば一通り見終わってしまいます。

道路を渡って向かいの建物にはポルシェのショールームがあり、実際に売り物の車が展示されていました。ここでは新車をすぐに契約することができますので、購入をお考えの方はご参考にしてください。

ポルシェ・ミュージアムの行き方

シュトゥットガルト中央駅からSバーンを利用するのが一般的です。具体的には、Sバーンの「ノイヴィルツハウス(ポルシェプラッツ)駅」まで行きます。この駅はポルシェ・ミュージアムの目の前に位置しており、シュトゥットガルト中央駅からの所要時間は約15分程度です。Neckarpark駅からもSバーンを利用して行くことが出来て、所要時間は15分程度です。

シュトゥットガルト中央駅

シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hauptbahnhof)は、ドイツ国内の他の主要都市や隣接国へのアクセスが容易な中心的な鉄道ハブとして機能しています。特に、ドイツ新幹線ICEや特急ICが乗り入れており、国内外の旅行者にとって重要な交通の要所となっています。

[旅行情報]ドイツ鉄道を利用する際の注意点
ドイツ鉄道の概要ドイツの鉄道は、ドイツ鉄道株式会社(Deutsche Bahn AG、略称:DB)が運営する広範な鉄道網を持ち、国内外の移動において重要な交通手段です。DBはベルリンに本社を置き、ドイツ全土にわたる鉄道サービスを提供していま...
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