[旅行情報]ドイツのシャワーはどう使うの?ホテルで戸惑わないためのポイント

ヨーロッパを旅していて、意外と困るのが――
「シャワーの使い方がわからない!」問題。

特にドイツなどの中部ヨーロッパでは、日本のようなバスタブ+固定シャワーとは異なるタイプが多く、使い方にちょっとしたコツが必要です。

私も最初は「お湯が出ない」「シャワーヘッドが固定されてない」「水が床に漏れる…!」など、軽くパニックに。
でも大丈夫。使い方の基本と注意点を知っていれば、快適にヨーロッパのバスルームを使いこなせます!


シャワーブースの構造:完全密閉じゃない!?

まず驚くのは、シャワーブースや浴室の「仕切り」が半分しかないこと。
ガラス扉が中途半端な長さだったり、カーテンもないことも。

これは「最低限、水はねを防げばOK」という発想で、全体を密閉して水を完全に防ぐ設計ではありません
つまり、「水をまき散らさないように使う」のが前提です。

✅ ポイント:
シャワーヘッドの向きに注意!水が仕切りの外に飛び散らないように、体に密着させながら使うのがコツ。


水とお湯の出し方:2ハンドル式が主流

蛇口が2つ(左:お湯、右:水)になっている「2ハンドル式」が今でも多く使われています。
うまく温度を調整するには、左右のバランスを自分で調節する必要があります。

また、温度調整とシャワー切り替えが別のレバーになっていることも。
一見分かりづらいのですが、

  • 下に水が出る蛇口(洗面用)
  • 上に切り替えるとシャワーへ

という仕組みです。

✅ ポイント:
いきなり熱湯が出ることもあるので、最初は少しずつひねって温度を確認しましょう。


シャワーヘッドは手持ちが基本

ドイツの多くのシャワーは手持ちタイプ(ハンドシャワー)が主流です。
日本のように壁に固定されたオーバーヘッド型とは違い、自分で持って使う必要があります。

シャワーフックが付いていても、ちょっと低めだったり、位置がずれていたりするのはご愛嬌。


排水口や床に注意:水漏れNG!

浴室の床には排水口がなく、シャワーブースの中だけに排水口があるケースがほとんどです。
つまり――
水を外に出すと、床がびしょ濡れになり、最悪の場合、下の階に水漏れ!という事態も。

✅ ポイント:
・シャワーはブース内で完結させる
・水はねを極力防ぐ
・使い終わったら、スクイージー(ワイパー)で水を切るのがマナー


使用後のマナー:換気と水滴処理

ドイツでは「使った後はきれいにしておく」という考え方が浸透しています。
ホテルやAirbnbでも、以下のような対応が求められます:

  • シャワー後はスクイージーでガラスの水滴を取る
  • 換気扇があれば必ず回して湿気を逃す
  • 床が濡れたらタオルで拭く(専用マットがある場合も)

✅ ポイント:
清掃スタッフがいても「濡れたまま放置」はNGとされることがあります。


おわりに:慣れれば快適!

ドイツやヨーロッパのシャワーブースは、日本人にとってはちょっとしたカルチャーショックかもしれません。
でも、使い方のポイントを押さえておけば、むしろエコでスマートな仕組みに感じられるようになりますよ。

「どうやって使うの!?」と焦ったあの日を思い出しながら、この記事が旅先での“水トラブル”を防ぐ助けになればうれしいです。