マクドナルドなどのファストフード店で聞き取りづらい英語フレーズは、速さ・省略・慣れの3要素が絡むことが多いです。以下に、実際に聞き取れなかった人が多い代表的なフレーズを例と共に紹介します。
聞き取れない代表的なフレーズ
“For here or to go?”
- 聞こえ方:「フヒアァトゥゴウ?」
- 意味:店内で食べますか?お持ち帰りですか?
- 「for here」も「to go」もすごく速く発音されます。
「トゥゴウ?」だけしか聞こえないことも。
“Would you like to make that a meal?”
- 聞こえ方:「ウジャライクタメイダラミーォ?」
- 意味:セットにしますか?
- 「make that a meal」は「単品→セットにする」ことを指します。
「meal」だけ聞こえて混乱する人も多いです。
“Any sauces?”
- 聞こえ方:「エニソーセズ?」
- 意味:ソースはいりますか?
- 質問が短くて、唐突に聞こえる。言い方もぶっきらぼうなことが多いです。
“Can I get a name for the order?”
- 聞こえ方:「キャナゲラネイムフーダオーダ?」
- 意味:お名前を教えてください(注文に名前をつけるため)
- スタバなどでもよく聞かれます。
“That’ll be 9.80.”
- 聞こえ方:「ダルビーナインティエイト」
- 意味:金額の提示(例:”That’ll be 9.80.”)
- 「That’ll be」が「ダルビ」にしか聞こえない。文脈が無いと混乱しやすいです。
“Will that be all?”
- 聞こえ方:「ウザビオ」
- 意味:以上ですか?
- ゆっくり言ってもらっても「ウ・ザ・ビ・オ」にしか聞こえない。
“Would you like a copy of your receipt?“
- 聞こえ方:「ウジャライカピオビュレシ」
- 意味:領収書はいりますか?
- 最近は環境配慮で「レシートが必要か」を必ず聞かれることが多い。
聞き取りのコツ
- 連音(リンキング)に慣れる
- “What can I” → “ワカナイ”
- “Would you like” → “ウジューライク”
- 省略形を覚える
- “want to” → “wanna”
- “going to” → “gonna”
- 早口に慣れる
- マクドナルドのスタッフは忙しいので早口になりがち
- 聞こえなくても恥ずかしがらずに聞き返しましょう
よく聞き取れない「簡単な英語」例と理由
“Did you” → “Didja”
- 聞こえ方:「ディッジャ」
- 正式:Did you eat?(ご飯食べた?)
- ポイント:ネイティブは「did you」をつなげて「didja」と発音。
“What are you doing?” → “Whatcha doin’?”
- 聞こえ方:「ワッチャドゥイン?」
- 正式:What are you doing?
- 会話では “are you” が “ya” になって短縮される。
“Going to” → “Gonna”
- 聞こえ方:「ガナ」
- 正式:I’m going to do it. → I’m gonna do it.
- 速く話すと文の意味がつかめないことも。
“Let me” → “Lemme”
- 聞こえ方:「レミ」
- 正式:Let me help you.(手伝うよ)
- 省略形に慣れていないと「レミ」が何の単語か分からない。
“Don’t know” → “Dunno”
- 聞こえ方:「ダノウ」
- 正式:I don’t know.
- 若者やカジュアルな会話で多用。